毛治療をご検討されている方へ、当院の増毛鍼について詳しくご説明します。

増毛鍼の効果と期間について

「どれくらいの期間で効果が出るのか」「本当に効果はあるのか」といったご質問は、増毛治療において最も気になる点かと思います。

お身体の状態にもよりますが、当院の増毛鍼は、1週間に1回、月4回の施術を1ヶ月継続していただくことで、効果を実感して頂ける方が多いです。

施術は下記のとおりに構成されております。

①頭皮ピーリング
まず、頭皮の汚れや古い角質を取り除き、清潔な状態にします。

②鍼通電
頭皮に鍼を打ち、微弱な電流を流すことで、頭皮を柔らかくし、血行を促進します。

③刺絡(しらく)
頭皮に微細な傷をつけ、滞った血液を少量除去します。これは、静脈に圧力をかけて毛細血管の血流を良くし、静脈の還流を促すという理論に基づいたもので、出血はごくわずかです。

④ヒト幹細胞上清液の塗布
鍼通電によって柔らかく血流が良くなり、刺鍼と刺絡によって物理的に侵襲された頭皮に、濃度110%のヒト幹細胞上清液を直接塗布します。通常、皮膚は外部からの侵入を防ぐ排泄機能が強いため、化粧品や薬剤が頭皮の深部に浸透することはありません。鍼による物理的なアプローチが、ヒト幹細胞上清液を深部まで導入する上で非常に重要となります。ここが当院の増毛鍼の最大の強みです。

 ⑤LED照射
さらに、その上からLEDを照射することで、ヒト幹細胞上清液の浸透を促進します。LEDは、皮膚の深部に到達し、線維芽細胞を活性化させ、微細な血流循環を増加させることが分かっています。

ヒト幹細胞上清液とは、医療用のヒト幹細胞を培養する際に得られる上澄み液で、多くの成長因子を含む100種類以上の活性物質が含まれています。これらの活性物質が肌の特定の機能のトリガーとなるレセプターに合致し、細胞が活性化されることで効果が期待できると考えられています。

薬との併用と薬に頼らない選択肢

「現在、増毛の薬を服用しているが併用できるか」「できるだけ薬に頼りたくない」といったご相談も頂きます。

当院の増毛鍼は、お薬との併用が可能です。鍼灸施術の副作用はゼロ(好転反応は除く)で、お身体の状態を整えることで、お薬の効果もより高まると考えられます。

また、「薬に頼りたくない」という方には、当院の増毛鍼だけでも効果が期待できますので、ご安心ください。

ここだけの話、1回だけでも、1ヶ月後の状態が違います!

増毛にならないための対策とホームケア

増毛予防や頭皮ケアについても、ご自身の状態に合わせた対策が重要です。

頭皮に優しいシャンプー選びと洗い方

シャンプーは、界面活性剤ができるだけ少なく、良質なものを選ぶことをおすすめします。当院でも、界面活性剤の少ないシャンプーをご用意しています。シャンプー時の注意点は以下の通りです。

 ①38℃のぬるま湯で洗う

熱すぎるお湯は頭皮に負担をかけます。「ぬるすぎる」位が丁度いいです。水ですと油脂が落ちないため、ちょっと行き過ぎです。

②予洗いをしっかり行う

シャンプー前にぬるま湯でしっかり流すことで、頭髪の汚れの約70%は落ちると言われています。

 ③強い力で洗わない

毛髪の赤ちゃんが育たず抜け落ちる原因になるため、優しく洗いましょう。

 ④スカルプブラシを使用する

根元までしっかり洗え、血行促進にもつながります。

 ⑤リンスは地肌につけない

毛根に詰まり、抜け毛の原因となることがあります。

増毛の根本原因と食事・栄養

増毛の原因は様々ですが、女性は産後の生理物質の減少や血流の低下、男性はホルモンバランスの変化や血流の低下が考えられます。ミノキシジルは毛根に特異的に働く血流改善の薬ですが、女性が飲用すると体毛が濃くなる場合があるため注意が必要です。

また、食事も非常に大切です。日頃から抗炎症、抗糖化、抗酸化を意識した食生活を心がける必要があります。東洋医学では、毛髪は血余といい、血の余りと考えられています。まずはご自身の身体を整えること、その先に長期的なフサフサライフが待っているとお考えください。鍼灸とヒト幹細胞上清液にて生えてきた毛髪達と、末永く一緒に暮らせるか、それともひと月限りの恋人とするかは、ご自身次第なのです。

以下のような食生活を送っている方は、腸内環境が悪く、体内の炎症・糖化・酸化が進んでいる可能性がありますのでご注意ください。

  1. 調理法が茹でるより焼く・揚げるが多い
  2. 質の悪い油脂を多い
  3. 糖質が多い
  4. 精製された塩を使用している
  5. 魚より肉が多い
  6. 乳製品を多く摂取している
  7. 小麦(グルテン)を避けない
  8. 大豆製品を積極的に摂りすぎている
  9. サプリメントを一切摂らない

私自身、妊娠時に妊娠糖尿病となり、インスリン治療を避けるため、また産後も血糖値が安定しないため、妊娠中から管理栄養士のもとで厳密な栄養管理を学び、現在も学び続けています。その経験から、食事や血液検査の結果から不足している栄養素を推測し、必要な食物やサプリメントについて一緒に考えることも出来ます(あくまで情報提供であり、診断ではありません)。

増毛治療や予防に関するご質問、ご不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。